過労 休職 復職の心得

過労で倒れ、休職、復職した30代SEの場合

復職直後の注意点

復職後の再発防止に必要なケア期間はどのくらい?臨床心理士に聞いた

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一緒に歩く

復職してすぐの期間は過労やうつ病の再発可能性が高いため、最もケアが必要な期間です。

復職に向けてトレーニングを積んできているとはいえ、休職療養中と仕事の現場とは環境が全く異なるため、ソフトランディングのためにもケア期間が必要なのは当たり前です。

しかし、いったいどのくらいケア期間を取れば「一旦は安心」とみなしていいのでしょうか?

友人のつてで、現役の臨床心理士に話を聞くことができました。

話を聞いた臨床心理士について

私が話を聞けたのは、臨床心理士の太田さん(32歳女性・仮名)です。

古い友人に私の休職・復職の話を打ち明けたとき、もし追加でケアが必要なら知り合いがいるよということで紹介してもらいました。

太田さんの専門はコラージュ療法という心理療法ですが、過労やうつ病に関する臨床経験も持っておられるとのことです。

「コラージュ」とはフランス語で「貼り付ける」と言う意味。1980年代くらいから使われている比較的新しい芸術療法です。

気になった雑誌の部分を切り抜き、いくつかの切抜きを1枚の用紙に貼り付けていく心理療法です。心理療法ですが、オリンピック選手なども自分の心を明確にしておくために使うこともあります。

出典:大切な事、必要な事が掴めるコラージュ療法|やり方と解釈方法 - 岡山実践心理ブログ

さっそく、聞いた話を共有します。

復職後の再発防止に必要なケア期間の目安

太田さん「復職直後はだいたい3ヶ月は重点的にケアするようにしています」

復職直後、うつや過労の症状が再発してしまう可能性がきわめて高いのはおよそ3ヶ月間を目安としているとのことです。

もちろん本人の状況や仕事の種類によって前後はするものの、少なくとも3ヶ月間は重点的に経過を見たうえで、延長が必要かを判断することが多いとのこと。

ただし臨床心理士が自分で何かを判断するというより、カウンセリングを通じて異常を検知したら専門医に渡すということだそう。

復職後のケア期間で気をつけるべきこと

太田さん「少しでも疲れや不調を感じたら休んでください。過敏なくらいがいいです」

復職後は体も心も本調子ではありません。

休職前と同じようなペースで働いてしまうといつも以上に消耗してしまいます。

そのため甘えすぎ?休みすぎ?と思うくらいに休養をとるくらいがちょうどいいのだとか。

たしかに私も復職に向けたトレーニングをこれでもか!というレベルでやってきたつもりでしたが、復職直後はすぐに疲れ果ててしまっていました……

無理だと思ったらすぐ産業医面談を

大田さん「もし仕事がきつい、職場の人間関係が苦しいなどの無理が生じはじめたら、すぐ保健師や産業医に相談してください」

復職後は仕事や人間関係で悩むことが多いもの。休職前後で自分は別人と思っていた私も、復職直後はやはり悩みました。

もしそれで仕事がきつく感じる、職場の人間関係がつらい、他にも苦しいことがあると感じたら、カウンセラーや臨床心理士ではなく、保健師や産業医に相談するといいそうです。

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保健師や産業医は会社の立場であなたの体調をケアする責任を負っています。稼働調整や勤怠のケアなど会社にアクションを求めるなら、彼ら・彼女らに直接コンタクトするほうが早いんだとか。

まとめ

現役の臨床心理師に復職直後のケア期間や注意点について聞けたことの共有でした。

もちろん人や会社によって適切なケアの形は違うでしょう。

今回のお話は、あくまで外部の人間から見た一般的なアドバイスの一例として受け止めていただければ幸いです。

外部の臨床心理士ではなく現場と仕切る管理職から見たケア期間の完了条件についてはこちらのページに書きました。参考になればと思います。

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