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休職したら会社支給の物品は返却すべき?実際のところを担当に聞いた

更新日:

申請も済ませていざ休職、となったときに気になるのが会社支給の物品の扱いです。

いつも何気なく使っているPCや社員証、その他備品について、休職する場合はどうすればいいのでしょうか。

そんな疑問に答えてきたいと思います。

会社が社員に物品を支給する本来の目的

なぜ会社はあなた(社員)にパソコンや社員証を支給しているのでしょうか。

理由は、それらが業務遂行に必要なものだからです。

良くも悪くも、社員は会社の仕組みを動かすためのピース(歯車)です。歯車が動いてくれないと会社は回りません。

社員がとどこおりなく業務を行うために、PCや社員証を手配し、貸与するのです。

つまり、会社はただあなたが便利に使うためにPCを支給しているのではなく、あなたが仕事をするためにPCを貸しているのです。

業務を実行しない期間は返却するのが基本

したがって、業務を遂行しないことが確約されている期間である休職中は、会社からの支給品・貸与品は返却すべき、というのが原則論です。

特に社員証やPCなど、会社にとってセキュリティリスクになる可能性の高いものは返却が義務付けられていることでしょう。

たとえば、休職期間中の社員が家に保管していたPCが盗まれ、機密データが漏えいしたとしたら?社員証をどこかに落としてしまい、社屋に不正侵入されたら?

会社からすると、休職期間中の社員が会社からの支給品を持ち続けていること自体がりすくになりえるんです。

ただし返却しない人が多いのが実情

とはいえ、休職期間中であっても産業医や保健師、人事部とのやりとり、そして実務上連絡が必要なこともあります。

私もその一人。休職開始時点でまだ実務上必要なやりとりがありましたし、プライベートのメールや電話で会社の管理部門とやり取りするのは違和感がありました。

そのことを、休職希望者と会社の中をとりもつ役割である保健師の方に相談した結果

「返却しない人が多いのが実情なんですよね。連絡、必要ですし」

というコメントをもらいました。

もちろん、これはさまざまななクライアントを歩き渡る働き方をするシステム開発系の会社SEだから言えること。もし盗まれればリモートワイプという方法で遠隔でPCを初期化すればいい話。

社員証だって、やろうと思えば埋めこまれた電子的な鍵を無効化することだってデキるんですから。

(もちろん、決まったオフィスの決まった席で働くことが前提の会社であれば、こうはいかないと思います)

返却しないなら、会社のルールに従った管理を徹底すること

休職中もPCを持っていても事実上問題はない、といいながら、保健師の方からは

「会社貸与品の管理は厳密にお願いします」

と、くり返しクギを刺されました。

特にPCの場合、Windowsアップデートやセキュリティソフトの更新、定期的なパスワードの変更など、会社で定められているPC管理ルールに従わないといけません。特に定期的なパスワードの変更は落とし穴なので注意・・・

また普段仕事をしているときと違い、休職中は会社貸与のPCや社員証その他に触れる機会が減ります。それだけ目が離れることになるので、盗難には注意が必要です。

私の場合、それらが全部入った仕事用のカバンをベッドルームのクローゼットの下に施錠した状態で入れ必要最低限の時以外、触ることも開くこともないようにしていました。

自分でPCを持っておくと言っておいて盗まれたら目も当てられませんから・・・

まとめ

休職は仕事をしない期間のため、仕事に必要な物品として支給されたPCや社員証などは返却しましょう。

もし持っておく必要がある場合、会社の管理ルールに則った適切な管理をしましょう。

そのような管理を自分でできる自信がない、会社のPCを開くのが怖い、億劫だ、という場合、返却してしまうほうが得策だと思います。

会社のPC、開いたら普通に仕事のメール(メーリングリストなど)が来ていたりしますので……

もちろん休職中にも会社側との連絡は取るものなので、それに必要ならPCは持っておかなければなりません。(プライベートの電話番号やメールアドレスを休職申請時に提出する場合はその限りではありません)

次のページで具体的にどんな連絡を取ることになるのかを参考にまとめています。判断の助けになればと思います。

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