過労 休職 復職の心得

激務に倒れた30代エンジニア系SEが、働き方を変えるまでの体験記

気力と体力の回復

過労で療養中の人に家事を頼むときに気をつけてほしい3つのこと

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過労で休職すると、最初は「とにかく寝ていてください」とはじめのころはベッドで寝る生活をすることとなります。

しかしずっと家で寝ていると「自分、役立たずだな」「せめて家事を手伝いたいな」と思う時がくるもの。

一緒に暮らしている人からすると「寝てばっかいないで少しくらい家事やってよ」と思いますよね。

では一体、どのくらいのタイミングになったら家事を手伝ってもらって大丈夫なのでしょうか?

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療養中だからってずっと寝てるわけにもいかない

過労で休職した人の仕事は、いち早く回復するためにできるだけたくさん休むことです。

妻や家族のために何もできない自分を責める必要は全くありません。

とはいえ、いつまでも寝ていていいわけでもないですよね。

社会生活の再開に向けて、ある程度気力や体力が回復してきた段階で、少しずつですが頭や体を動かす必要があります。

回復の最初のステップとしての家事(料理や掃除)

そんなリハビリの第一歩が、家事です。

家事は家の中の活動であり、すぐそこにベッドやソファーがあります。

疲れたり体調が優れなくなったらベッドに倒れこめる状況は、自分の体調を上手にコントロールできない過労者にとってもってこいの環境なんですよね。

療養のためベッドから動かない生活をしていると、思いのほか体力も気力も落ちているんです。

私もベッド生活が続いた結果、少しだけ家の中をうろつくだけでも体に疲れを感じていました。

そのため、少しずつ、低いハードルを順番に越えていくように、家の中でできる範囲の活動をはじめていくのが最初のステップ。そのために家事はもってこいなんですね。

いつから家事をやってもいいのか?順番は?

しかし家事といってもいろいろ。体力の必要なものから手先で済むものまでありますので、どれから始めるかは選択の余地があります。

ここでは、私がどんな順番で家事を担当したかを、理由とともに紹介したいと思います。

最初は、座っていてもできるものから

座った状態でもできるものであれば、

  • 本人が体を起こすことができる
  • 本人にやる気がある

のであれば、すぐ始めても大丈夫だと思います。

私は洗濯の一部分から始めました。

洗濯物を入れ、洗濯機のスイッチを押し、洗い終わったものをハンガーにかけ、干し、乾いたら取り込んで、畳んでしまう。

この一連の流れの中で、座ったままでもできる「ハンガーにかける」「畳んでしまう」の2つをやってみて、無理がないようなら洗濯物を運ぶところや干すところなど、体を動かす部分にもチャレンジします。

その他、デスクワークのように座ったままでもできる料理の手伝いも、余裕があったらこなしていきます。

胡麻をする、大根をおろす、皮をむくなど。ダイニングテーブルにキットを出して、キッチンの妻の邪魔にならない範囲で。

次に、立ち歩きが必要なもの

座り作業をするときに途中で疲れて寝こむことがなくなってきたら、立ち歩きの必要な家事にチャレンジするタイミングです。

私は洗濯は一通りできたので、次のステップとして掃除や片付けにチャレンジしました。

子供が小さいため家は常に散らかっています。それを片付ける。無限ループですが、ちょうどいい運動になります。

なおこの時点では、子供の世話は妻に任せます。子供の面倒や遊び相手は家事や料理とは比べものにならなくらいの重労働だからです。

火や熱など危ないものを扱う家事は最後に

家事の中でもっともあと回しすべきが、火や熱を扱うタイプのものです。

過労で療養中の人は、思考力や判断力が落ちています。基本ボーッとしていると考えてください。

そのため普段なら絶対しないタイプのミスや危険なことも、何も考えずうっかりやってしまう可能性があります。

コンロやオーブンを使った調理や包丁を使った下ごしらえはその最たるもの。

もしやるとしても、他の誰かがいつでもバックアップできる状態を作ってください。

最初は「小さな単発家事」を頼むことからはじめてみて

気をつけたいのが、「晩ごはんを作る」「洗濯する」「掃除する」といった大きな単位の家事を依頼しないこと。

これら、言葉は短いですが実に多くの作業から構成されていますし、段取り力も必要です。

過労で療養中の人には、その大きな仕事をチャキチャキこなせる体力や思考力、判断力はないと考えるほうがいいです。

なので何か頼むにしても

  • 洗濯物取り入れて畳んでおいて
  • 散らかったおもちゃを片付けておいて
  • お米洗って炊飯器に入れてスイッチいれておいて

といった、短い単発の依頼をするほうが本人にとっては楽ですし、頼む側も望む結果が得られやすいと思います。

あとこうやって細かい単位で頼めば、途中で疲れてベッドに行ってしまって結局自分が巻き取ることになる、なんてガッカリも防げます。

まとめ

と、つらつら書いてきてしまいましたが、3つにまとめると

  1. 任せる家事は負担の少ないものから順番に
  2. 丸投げはしないで、作業単位で依頼する
  3. 本人はレベル1に戻った状態だと認識する

となります。

家事を任せたいという気持ちはわかります。しかし任せた結果ちゃんと家事が終わっていないと本末転倒です。

相手の体調回復のペースも考慮しながら、頼み方を工夫してみてください。

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