過労 休職 復職の心得

激務に倒れた30代エンジニア系SEが、働き方を変えるまでの体験記

思考力の回復

休職で鈍った思考力をシャープに戻す、知的生産の練習方法

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脳に十分に血を巡らせるや準備運動や、考えを言葉にする脳の筋トレのお話をしました。

次はより仕事の実践に近いトレーニングをする番です。

ここでは仕事の所作の基本である知的生産に焦点を当てたいと思います。

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知的生産とは

知的生産とは、ざっくり言うと

  1. 情報をインプットする
  2. 情報を処理する
  3. 情報をアウトプットする

の3つのステップからなる活動を指します。

たとえばSEの私の場合で見てみましょう。SEの仕事は、お客さまの要望を実現するソフトウェアを設計することです。

そのため私の仕事は

  1. インプット:お客さまの要望や制約事項
  2. 処理:要望や制約を満たすソフトウェアの姿を考える
  3. アウトプット:ソフトウェアの設計書など

といった形の知的生産となります。

なぜ知的生産の練習をすべきなのか

ではなぜ、知的生産の練習をするべきなのでしょうか。

理由は、知的生産は頭脳労働の基本の型であるから、そして過労で鈍った頭は情報処理の型を忘れているからです。

知的生産は頭脳労働の基本の型

私のようなSEのみならず、頭脳労働者であれば多かれ少なかれ知的生産を行っているはず。

たとえば議事録を書くにしても、調査報告書を作るにしても、そこには必ず

  • インプット
  • 処理
  • アウトプット

の3点セットがあります。頭脳労働はほぼ、知的生産の型に当てはめることができるんです。

上司からの指示、もらった資料、お客様からの要望、自分で調査して得た情報・・・それらをまとめ、求められているレベルの示唆や課題への解決策を出し・・・伝わりやすく、受け取り手の役に立つ形式でのドキュメントにまとめ・・・

ピンとくる例が必ず見つかるはずです。

過労で鈍った頭は情報処理の型を忘れている

過労状態に陥って頭が鈍っていると、思考の質やスピードがガクンと落ちます。

その理由を人が頭を回転させるための2つの条件からひもといてみます。2つの条件とはこちらです。

  • 考える馬力(元気)があること
  • 考え方がわかること

車に例えてみましょう。

まず、ガソリンが入っていない車に走れと行っても無理でしょう。頭に馬力(元気)がないとそもそも考える気も起きないですよね。

そして馬力あるにしても、ハンドルを放ってアクセルを踏むわけにもいかないですよね。

知的生産とは、ハンドルの操作方法のことです

過労状態でハンドル操作がおぼつかない。休職・療養で操作の仕方を忘れている。だから、知的生産の練習をすんです。長く車を運転していない人が教習所で練習するのと同じです。

知的生産の練習方法

ではどうやって知的生産の練習をすればいいのでしょうか。

知的生産の難易度は、インプットとアウトプットそれぞれに制約条件が多いほど上がります。

そのためまずは制約の少ない状態からはじめるといいでしょう。

インプットなしで自由にアウトプットする

1つ目は、インプットなしでアウトプットすることです。

頭に浮かんだコトやモノを自由気ままに表現します。文字でも絵でも、フォーマットは問いません。

  • インプット:制約なし
  • 処理:制約なし
  • アウトプット:制約なし

別に上手にできなくてもいいんです。気にすることはありません。まずはアウトプットするという動作に慣れることが大事です。

自由作文のようなものです。

インプットを決めた上で、自由にアウトプットする

次に、インプットを決めた上で、制約なく自由にアウトプットします。

1つ目との違いは、インプットに制約がある点です。特定のテーマやモノ、コトについて考え、自由に表現する、という所作になります。

またインプットを決めると、自然と考えるテーマも決まるもの。1つ目のステップと比べると

  • インプット:制約あり
  • 処理:制約あり
  • アウトプット:制約なし

となります。

たとえば読書感想文はこれにあたりますね。

答えるべき問いを決めてインプットとアウトプットをする

最後に、インプットもアウトプットも制約があるパターンの練習をします。

  • インプット:制約あり
  • 処理:制約あり
  • アウトプット:制約あり

具体的には、アウトプットに求められる条件=答えるべき問いを設定したうえで、それに答えられるように情報のインプットと処理を行う訓練です。

実は、現実世界の知的生産のほとんどはこのパターンです。調査報告書も決算資料も社内報も、読み手の頭のなかにある「?」を取り除くためにあるんですから。

はじめは日記がおすすめ

以上3つの練習ステップをご紹介しました。

  1. 考えついたことを自由にアウトプットする
  2. 特定のテーマについて自由にアウトプットする
  3. 答えるべき問いを設定してアウトプットする

これらを自然な形で練習できるのが、日記です。

日々思ったことや考えたことを文字にして残す日記は上記1そのものです。見聞きしたニュースや出来事について考えたことを書くなら2にもなります。

日記帳に書くのもいいですが、ブログのように匿名でネットに書くのもおもしろいと思います。私はブログを練習場に選びました。

課題解決の練習を通じて、次のキャリアに備える

一人でインプット・処理・アウトプットがこなせるようになったら、次にチャレンジしたいのが課題解決です。

仕事の現場でのインプット・処理・アウトプットにきわめて近い課題解決の練習ができれば、復職に向けた知的生産訓練は完了と思って問題ありません。

 

では、どのような課題にチャレンジすべきでしょうか?

それは、今後どのようなキャリアを積んでいきたいかによります。

  • 元の職場に戻る → 今までの仕事内容に近い課題を選ぶ
  • キャリアチェンジを考える → 新しい課題にチャレンジする

もし今の時点で元の職場に戻る自信がないなら、キャリアチェンジを見据えて動くのが得策です。

将来の転職やフリーランス転向を視野に、スキル開発を兼ねた課題解決の練習をすべきでしょう。

たとえば、今もっとも求められている職種であるITエンジニアを目指してプログラミングを学ぶのは未来のある方向といえます。

本気で学ぶなら、実績や充実したカリキュラムだけでなく、業界ではめずらしい転職保証制度のあるWebCampProを選ぶと良いでしょう。

 

とはいえ、突然飛び込むのは無理があると思います。

そんなときは無料カウンセリングを利用するとよいでしょう。

業界の状況を教えてもらったり、「自分はITエンジニアとして素質があるのか」など不安をプロにぶつけることができます。

休職期間を利用して、カウンセリングの時間だけでも未来の自分に投資してみてはいかがでしょうか。

まとめ

このページでは、知的生産の訓練ステップのお話をしました。

  1. インプット
  2. 処理
  3. アウトプット

下記ページで書いた「言葉」トレーニングが筋トレなら、知的生産トレーニングは素振りやノックのようなもの。

型を体(頭?)に覚えさせて、復帰後の仕事という本番試合やキャリアチェンジに備えましょう。

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