過労 休職 復職の心得

過労で倒れ、休職、復職した30代SEの場合

完全復帰を目指して

復職後、仕事の完全復帰までに必要な期間は?大事なのは時間ではなかった

投稿日:

復職したものの、仕事の調子が戻らなくて「自分はどうしちゃったんだろう」と不安になることってありませんか?

完全復帰して前線で戦えるようになるまで、一体どのくらいの期間がかかるんでしょうか。
完全復帰したと思えるタイミングってどんなときなんでしょうか。

このページでは、私が実際に完全復帰にかかった期間とその経過をお話しようと思います。

仕事の調子が戻ったと実感するのに半年かかった

私は復職後、仕事の調子が休職前の調子のいいときと同じレベルになったと思えるまで半年かかりました。

復職するまでにさまざまなトレーニングを意識的にこなして、十二分に準備をしてきたつもりでもなお、半年です。

これが長いかどうかがわかりません。
人によっては復職直後からバリバリ仕事をこなせると思いますし、逆に1年たっても調子が戻らず、再休職に突入する人もいるでしょう。

うつ病で休職した人の半数割が5年以内に再休職しているという数字もあります。
私はうつ病ではなかったのでこのケースがそのまま当てはまるわけではないですが、半年で完全復帰できたのはラッキーだったほうなのかもしれません。

復職直後、最初の3ヶ月はとにかくサボった

思い返すと、復職してから3ヶ月間はとにかく意識的に自分にブレーキをかけていました。

良い言い方をすれば努力を調整していました。
悪い言い方をするなら、サボっていました。

というのも、復職直後のリハビリ期間を経ても、まだ仕事場で十分に頭が回転していると感じられなかったからです。

このことを素直に配属先プロジェクトの責任者に話してみました。
すると彼は誰もいないところに私を呼び出し、こう言ってこれたんです。

「きみの状況は理解しているから、適度にサボってくれていいよ」

「仕事の進捗も大事だけど、うちの会社は人の大事さにもっと気づくべきだ」

いい上司に当たったんだなあと感じました。
もしかしたら人事部が事前に根回しをしてくれていたのかもしれません。

調子が戻り始めたと感じたのは4ヶ月経ってから

その後しばらくたったあと。復職から4ヶ月くらいしてから、変化があらわれました。

配属されたプロジェクトの状況が芳しくなく、周囲の人たちがピリピリし始めたタイミングで、自然と

「私だけ影でサボっているのは逆に気持ち悪い」

「みんなの役に立ってない自分に違和感がある」

と思うようになったんです。

おそらく仕事場の雰囲気やストレスに頭と体が慣れて、自分だけでなくまわりに目が向いたんだと思います。

それまでは手持ちの仕事がない=サボる、だったのが、積極的に仕事をもらいに行くようになりました。

完全復帰を実感した出来事

復職しておよそ5ヶ月目、仕事をもらいに行くスタイルからだんだん「自走」ができるようになってきました。

誰に指示されるでもなく、周囲を見たときに「今これが必要だ」と思えばそっちに動く。
自分のタスクになるだろうことを先回りしてこなしたり、自分のタスクではなくとも仕事仲間のカバーしに行ったり。

休職前に自然とやっていた仕事上の身のこなしと似た動き方です。

そういう状態になってから1ヶ月と少しがたったとき、「サボれ」を言ってくれた例の上司に呼び出されました。

また誰もいないところに呼び出された私がかけられた言葉がこちら。

「きみが積極的に動いてくれているおかげで助かっている」

「主体的に足りないところをカバーして回ってくれてありがとう」

正直、ニヤけました。
そして何かのタガが外れたような気分になりました。
自分は自由に動いて仕事をしていいんだ、と。

この自分の働きを認めてもらえた一言をきっかけに、完全復帰したかも?と思えるようになったんだと、今思い返すと感じます。

まとめ

復職してから仕事の調子が戻り完全復帰するまでに必要なのは、期間ではなくて人の言葉でした。

もちろん、仕事をするために必要な最低限の気力・体力、最低限の思考能力、最低限のストレス耐性が身につくまでの期間は必要です。

しかしそれば確保されたなら、次のステップ「完全復帰」の段階に登るには、時間ではなくて人の言葉が大事なんだな、と感じています。

復職後どうしても仕事の調子が戻らない原因と対処法について

復職直後のリハビリ期間を抜けて、第一線で仕事をこなせるようになったとしても、まだまだ先の見えない完全復帰までの道。 一体いつになったら完全復帰できるんだろう?そう思われている方は、もしかしたら転職した ...

続きを見る

  • 管理人について
J

J

30代SE、妻子持ち。過労で倒れてから10ヶ月間の休職を経て復職まで、辛い経験のなかで得たものをすべてを本サイトに置いていきます。 詳細プロフィールはこちら

よく読まれているページ

1

休職により収入が減ったとしても、生活を続けるにはお金が必要です。 入ってくるお金が減った以上、出て行くお金も減らさないと立ちゆかなくなってしまいます。 しかし、この状況を嘆く必要はありません。逆に支出 ...

2

あなたの収入源はなんですか? もし会社からの給料だけなら、リスクが高い状態と言わざるをえません。 そう言いきる理由と、会社へ依存するリスクを避けるためにすべきことを紹介します。 目次1 会社で仕事をし ...

起こってノーを言っている人 3

私が過労に陥った直接の原因は連日の深夜残業でした。 「客のためだから」を錦の御旗に、期限内に求められるアウトプットを出すべく、それこそ身を粉にてリソースをぶち込んできました。 しかしよく考えると、身を ...

-完全復帰を目指して

Copyright© 過労 休職 復職の心得 , 2017 All Rights Reserved.